不動産の売却において最も気になるのは、「いくらで売れるのか?」という点でしょう。
もちろん、売却価格を高く設定すれば、その分得られる利益も大きくなりますが、相場に合わない価格設定は、逆に購入希望者を遠ざけてしまう原因にもなります。
売却前には、必ず市場調査を行い、同じエリアや物件タイプの相場を把握することが大切。
たとえば、同じ地域で最近売却された似たような物件の価格を調べてみることで、相場感がつかめます。
また、地域によっては周辺の開発状況や交通アクセスの改善、商業施設の新設などが、物件の価値に影響を与えることもあります。
「このエリアでこの価格帯だと、相場より少し高めかな?」と感じる場合も、売却を急いでいないのであれば、相場に近い価格で設定することが基本です。
しかし、急いで売却をしたい場合や、できるだけ早く現金化したい場合は、価格を少し下げてスピーディに売ることを考えるのも一つの方法です。
不動産市場は時期によっても動きが異なるため、売却のタイミングも重要。
一般的に、春や秋などの転居シーズンは取引が活発になる時期ですが、急な転居や資産整理が必要な場合は、季節に関わらず早期に売却を目指すことも可能です。
そのためにも、市場調査をしっかりと行い、タイミングを見極めて売却を進めましょう。